Cessna152 Barrel Roll
C152でのバレルロール
良い子はマネをしないでください注:本当はC152のノーマル機体でこんな事をしてはいけません。 ジャイロ故障、エンジン停止、Vne超過、翼がもげるなどの不具合があっても当方は関知しません。
スティープターンのデモンストレーションをしてる最中に、ファルコンヘッド機長が突然、
「おい、ベルトとハーネスをしっかりしめとけ」
というので、珍しい事を言うなぁと思ったらコレである。
こちらはいつも通りの締まり具合でオーケーと思ってたら、甘かった。。。。
もうちょっとでアタマ天井にぶつけるかと思った。
映像の途中でバタバタいってるのは、床に置いてあった荷物が上からバラバラ降ってきて 我々のドタマを直撃した音である。
ヒヨ 「。。。あのー、いまバレルロールはいってましたけど。。。」
機長 「バレルロール?何を言ってるんだ、訓練機でそんな危ない事をするわけないだろう!」
ヒヨ 「でも。。。」
機長 「よくみろ、高度は落としてないし針路も変ってない。これはただの360度バンクのスティープターンだ!」
。。。ここでナルホドと頷いてしまった貴方、騙されてはいけない。
飛行機を360度バンクさせたらどうなるか、よーく考えてみよう。
ちなみにこういう普通の機体でバレルロールをやると、 潤滑オイルが上下逆さに偏ってしまい、エンジンが止まりそうになるらしい。(実際止まりそうになってたし)
ついでにいうと、このときの最高速は限りなくVne(超過禁止速度)に近かったと記憶している。
良い子のみなさん、バレルロールをやる場合には、ちゃんと補強入りで専用のオイルポンプを搭載した アクロバット用の機体でやりましょう。あと、学校側には秘密でしゅよ。
撮影日時:2006年12月9日