Cessna152 Night Landing
ナイト・ランディング (K1F0)
夜間のファイナルはこう見えるPPL所持の訓練生によるK1F0空港での夜間ランディングの様子。 RWY17使用、無風。空港の真北からストレート・イン。手前はアドモアの街の夜景。
中央に見える光のラインが空港で、左側にはPAPIの光がくっきり見える。 グライドパスは○○○●で、きもち高めにして安全マージンをとっている。
ちなみに空港から左側にやや離れたところで白と緑の光が交互に光っているのは K1F0空港の目印となるビーコンである。(遠くからでも良く見える)
この空港は夜間もずっとRunway Lightが点いているが、未使用時は節電のため輝度が低い。 しかしそのままでは夜の空からは見えづらいので、パイロットが空港のCTAF周波数に合わせ、 送信スイッチをバシバシバシと7回押すと、パァーっとRunway Lightが明るくなる仕組み。 (そして15分ほど経つと、自動的に節電モードにはいる)
実はこの時は空港の8マイル手前で無線が突然使えなくなって少々難儀だった。 AWOSで気象情報を聴く事もCTAFにセルフアナウンスをする事もできず、 完全に無言状態でのランディング。まあ、ここは無管制空域だから違反ではないにしても、 あまり行儀が良いとはいえない。
ここの機体はオイルもれもれで、フラップ動作は気まぐれな上に、とうとう無線まで
ダメになったか!と皆で絶賛しつつ解散となった。
しかし翌日、無線の切り替えスイッチを
知らずのうちにOFFにしてしまったのが原因であることが判明。
なんじゃそりゃあああ!
この騒動で次のフライトを逃した訓練生はキレていた。よくある事だ。
ちなみに夜間の計器パネルはこんな風にみえる。中央で明るく光ってるあたりが無線関係。 この機体ではCOMM系統がひとつ(左)と、NAV系統がひとつ(右)インストールされている。
撮影日時:2006年11月13日
日没ランディング (K1F0)
地平線が最も美しい時間帯これもPPL所持の訓練生による操縦(C152)で、やはりK1F0空港のRWY17使用。 ちょうどダウンウィンドからベースに 30度バンクのターンをしている所から撮影開始。
その後ベースから同じく30度バンクでターンし、RWY17のファイナルに進入。 1000マーカーのちょっと手前でタッチダウン。
RWY17には、前日に降った初雪の跡が残っていて、そういう意味でも珍しい映像。
ちょうど日没直後で、ぎりぎりランディング・ライトが必要ない程度の明るさだが、 実はこの僅かな時間帯にだけ地平線に朱色の光の帯がかかり、街の光との相乗効果で コックピットから見ると息をのむほどのゴージャスな景色だったりする。
この時は飛行機のフロントカウルが夕陽を反射して金色に光っていた。 ふだんはエリア随一のみすぼらしい機体なのに、こういう時だけ ポンコツであることを忘れて「でかしたC152!」と褒めてあげたくなる。笑
しかし見せかけに騙されてはいけない。
翌日の朝イチのフライトでは1.8時間飛んだだけでオイルが1クォーツも
減っていた(最低必要量の20%に相当)。
訓練校側の見解としては、「No problem! 減ったものは足せば良いのさ!違うかい?」という事であるが、 それ以前に、どういう整備の仕方をすればそういう事になるのか教えてほしい。
撮影日時:2006年12月2日