Cessna152 Normal Landing
ノーマル・ランディング (機内)
パーフェクトなアプローチとはファルコンヘッド機長による、K1F0空港でのアプローチの様子。 RWY35使用、Right Traffic Patternのベースから録画開始。
きれいにターンして真っ直ぐファイナルに入っていくのがわかる。 見えにくいがRWYの左側にPAPIがある。グライドパスはもちろん完璧だ。
今回のはノーマル・ランディングなので、ファイナルでの進入速度は70kts。 手前の道路を過ぎたあたりでフラップ30度使用、65ktsまで減速し、 RWYナンバー上でlevel off。そのまま1000マーカーのあたりまで ほぼ水平に飛びつつけながら減速と下降を同時に行っている。
1000マーカーを超えたあたりでタッチダウン(ソフトに降ろしているので 音はきこえない)。そのあとはブレーキを踏んで減速してるとこで終わり。
実はこの日は機体のエンジン載せ替え手術が終わったばかりで、 テスト飛行が必要だったため、たまたま近くにいたファルコンヘッド機長が 操縦桿を握る事になったのだった。
ひとつき後、この映像をたまたま閲覧したファルコンヘッド機長はひとこと、
「おお、なかなか上手い操縦じゃないか。パイロットは誰だ?」
「キャプテン、あなたですが。。。」
そういう事なので、皆もこのレベルを目指して頑張ろう。
撮影日時:2006年10月19日
ノーマル・ランディング (地上)
ファイナルからタッチダウンまで上と同じく、C152によるRWY35のアプローチを地上から見たところ。(訓練生による操縦)
ファイナルから撮影開始。そのまま機首下げの姿勢でゆっくり降下してくる。 よく見ると、滑走路から2〜3メートルくらいの高さになった所でクッと機首をあげて 水平飛行にしているのが分かる。これがlevel-off(返し操作)である。これが大体65kts。
このくらいの高さになると、ground effect(地面効果)によって通常よりも揚力が増すため、 滑走路の上でフワーと浮いていられる。この時点でパワーは完全に抜いてあるので、 浮きながら前に進んでいる状態で勝手に減速される。
減速して揚力が減ると機体は自然と沈んでくる。C152の場合は、フラップ使用時の 失速速度は35ktsなので、65ktsでlevel-offしたところから滑走路スレスレの高さまで降りてきたところで うまく35kts前後に減速できれば、このようにいい感じのタッチダウンとなる。
。。。って、理屈が分かれば誰でも出来るよーな世界だといいのにな。
ちなみにヒヨコがよくやるのは、目測を誤ってかなり高めにlevel-offを開始してしまい、
まだまだ高さがあるにも関わらず失速に入れてドッカーンと落とすアレである。
そうアレ。
ドッカン着陸。
言っとくけどドッカン着陸の映像はないので期待しないように。
自分で自分は撮れないので仕方ないのダ!
撮影日時:2006年12月2日