Blue Angels

ブルーエンジェルス

FA-18ホーネット戦闘機

Blue Angelsといえば、 U.S. NAVY(アメリカ海軍)の少数精鋭アクロバット飛行チームとして世界的に有名。 世界でいちばん歴史ある曲技飛行隊でもある。

FA-18ホーネットはブルーエンジェルスの8代目の機体で、1986年から使用されている。

密集ダイヤモンド編隊での飛行が有名だが、どうやってこれほどの至近距離を保ちながら飛んでいるか?

実は先頭を飛んでいるリーダーが全ての鍵を握っているらしい。残りの機体はすべて、 自分の目の前の機体との位置関係にだけ集中しているのだという。 (なんと、リーダーがしくじると残りの機体もつられてしくじってしまう程の 集中力だというからビックリだ。)

なんでアメリカ軍が現役バリバリの戦闘機でわざわざアクロバット飛行のチームを 大事にしているかというと。。。「大衆の海軍航空兵力への関心を維持しておく事」が 主な目的なのだとか。

FA-18ホーネット、音速の壁を超えたとこ。 なんと海軍の広報担当だったとは恐れ入りました。 どうせなら戦争の練習はやめて、持ってる戦闘機をぜんぶアクロ用にしたらいいのに。 そしたらアメリカ尊敬してやってもいい。

ついでにいうと、Blue Angels関係の映像はみんなVan Halenの"Dreams"をBGMに使っている事に気が付いた。 なるほど、これがチームのテーマソングなんだなきっと。

ファルコンヘッドも何かテーマソングが必要だな。

どうしましょうか機長?


※余談だが、U.S. Air Force(アメリカ空軍)もNAVYに負けじとすごいチームを持っている。 F-16の白い機体がトレードマークのThunderbirdsである。(こちらは9.5Gまでいくらしい)
USAF Thunderbirdsの動画はこちら


スティーブ、大丈夫かい?

一般人が乗るとこうなる

さて、上で紹介したBlue Angelsのマジメな映像は単なる前フリであって、メインはこちら。

いくらBlue Angelsがアクロバット隊とはいえ、現役バリバリの戦闘機なので パイロットにかかるGも並ではなく、7.5Gくらいは平気でいくらしい。

これに一般人が乗るとどうなるか。とある民間のレポーターがBlue Angelsの 後部座席に乗ったときの映像である。

Steve, are you with me?
スティーブ、大丈夫かい?
Pilot:「これから大旋回をするけどいいかい?インメルマンという技で、 急上昇のあと背面飛行にはいって一回転するからね。準備オーケー?」
Reporter:「やっぷ。準備オーケーだ。」
Pilot:「じゃあ深呼吸して、足の力を抜いてリラックスして。さあ行くぞ。」
Reporter:「うお。。。ああ。。。あ。。。(気絶)」
Pilot:「これがインメルマンさ。」
Reporter:「。。。。。。(無言)」
Pilot:「外が見えるなら意識が戻った証拠だよ。聞こえるかい?」
Reporter:「(やっと我に返って) やー、聞こえる。ごめん。」
Pilot:「ノープロブレムさ。」
Reporter:「わお。俺どっかに逝っちゃってたよ。」
Pilot:「やあ、昼寝してたんでしょ。大丈夫、インメルマンの時にはよくある事さ。」

Looking good...
ここまでは良さそうだったが。。。
Pilot:「オーライ、速度450ノットだ。障害物を確認中。大丈夫そうだ。いくよ。 深呼吸して、足の力を抜いてリラックスして。これがフルバーナー旋回さ。」
Reporter:「ふう。。。はあ。。。く。。。ああ。。。(気絶)」
Pilot:「大丈夫かい?意識戻った?聞こえる?」
Reporter:「。。。ああ」
Pilot:「オーケー大丈夫だね。」

Third time's the charm
三度目が傑作
Pilot:「さあ行くぞ。深呼吸して、足の力を抜いてリラックスして。」
Reporter:「。。。。。。。(気絶)。。。。。。。。。。。わお、今のは長かったね。」

やはり戦闘機のパイロットは鍛え方が違うのだった。