宗一郎日記(2) by Naoko

Diary Top
<< 前へ | 次へ >>

2002/10/8 From Khartoum
Sudanese Family 予定通り無事にカイロ経由でスーダンに今朝4:00AMに着きました。 今は友達のAbdo(アブド)と一緒にいます。泊まっているところはKhartoum(カルツーム) のユースホステルです。昔どこかの大使館か何かだった立派な屋敷をユースホステル に改造したらしいのですが、設備維持費用がないとかで、かつての繁栄は見るかげもなく、 忘れられないボロさでした。(一人一泊4ドルくらい)
東京大学で7年間勉強したOmal(オマル)さんというスーダン人の人がたまたま隣の部屋 だったので、日本語にも不自由しません。これはビックリ!
カルツームは予想通りとても暑いです。(日中35度くらい?) でも、とても平和な街で、人々は皆礼儀正しく親切です。 元気にやっていますのでご心配なく。

ちなみにこちらのネットカフェでは日本語が使えません(注1)。皆にE-mailを 出したいけど、アドレス帳を忘れてきたので、次の時にe-mailします。宜しく!ではまた。

注1:当時ネットカフェのマシンに日本語をインストールする方法を知らなかった為、 この文章のオリジナルはローマ字で書かれていました(モロッコあたりの日記まで ずっとローマ字)。しかしあまりにも読みにくかった為、2003年4月、 ガーナのアクラのネットカフェにて全てのローマ字文章を日本語に打ち直しました。

2002/10/13 Bijrawia Pyramids
Bijrawea pyramids, Sudan 再びカルツームです。今回、友達のアブドの家族と一緒にカルツームの200km北にある Shendi(シェンディ)という町に行って来ました。そこからさらに100km北にBijrawia Pyramids(ビジュラウィア・ピラミッド群)という遺跡があって、生まれて初めて 見たピラミッドに感動!

カルツームは砂漠の街ですが、「青ナイル」「白ナイル」の2つのナイル川が合流する 所なので、水は結構豊富です。スーダンの食事もアラブ系ですごく美味しいので、 日本人の口に良く合うかも。

旅行中のメールアドレスをjpnimbus@yahoo.comに統一することにしました(注2)。 ローマ字しか読めませんが、宜しくお願いします。

注2:旅行前、海外のネットカフェ事情がさっぱり分からなかった為、「まあ何とか なるだろう」とYahoo!Japan(日本語)のメールアドレスだけで旅行しようとしたら、実際には アフリカのほとんどのネットカフェは日本語をサポートしておらず、従ってYahoo!Japanの トップページすら表示されないという有様(今にして思えば当然ですが)。カルツームで 緊急のメールのやりとりをしたくても全く出来ず、仕方なく緊急でYahoo!USA(英語) のメールアドレスに切り替えたのでした。
これは後から思うと結構大正解で、海外ネットカフェ事情に慣れるまで、しばらく ローマ字(半角に限る)使用で全く問題無くメールが使えました。ちなみにYahoo!USAだから 日本語が表示できない、といった事はありません。 (言語表示はYahoo側ではなく、PC側の問題なのです。)
というわけで、日本語OKのPCなら日本語メール読めるのですが、文字コードの問題で 最初は大抵文字化けしており、正しく表示させるまでに結構時間がかかるのが現状です。 やっぱりアフリカ旅行中は Ro-maji de mail yaritori surunoga ichiban hayai desu!!

2002/10/24 Egypt Luxor
Luxor, Egypt こんにちは!ちびっこ&Ryuは無事にスーダンの旅を終えてエジプトにやってきました。たまたま日本語が使えるネットカフェだったので、日本語で書いています。
今はルクソール3日目です。スーダンは、本当に素朴な所でしたが、人々の温かさと親切が身にしみる国でした。ところが、ひとつ北のエジプトでは、同じナイル川の国でも全く様子が違ってびっくりしました!ナイル流域には緑が溢れていて、本当に豊かな国ですね。古代エジプト文明の遺跡も、王墓、神殿、ピラミッドなど数多くあり、感激の嵐です。
ただし、エジプシャンは結構スレていて、観光客と見るとしつこく客引きにやってきます。スーダンで教わったカタコトのアラビア語が、彼らとの交流にずいぶん役に立ちました!今晩、再びカイロに向かいます。ではでは、皆様ごきげんよう。

Spainにて追記=カイロではSafaryHotelという有名な日本人宿に泊まりました。ここの情報量はさすが中東一というだけあって、本当に助かりました。おかげでスペインでも迷わずにすjみました。またルクソールではELSalamという宿がとても居心地よく楽しかったです。エジプシャンのスタッフがとても面白い!日本語の情報ノートもあり、おすすめです。

Ghanaにて追記=時間がなくて全く触れていませんが、実際にはこのエジプト1週間の旅は、 かけ足とはいえ、かなり素晴らしかったです。特にルクソールの神殿群は、写真やTVなどで 見るのとは比べ物にならないスケールのでかさ!!でかいだけでなく、どこを見ても美しい!! 本当に古代エジプシャンは尊敬に値します。でも現代エジプシャンは。。。?(笑)

Luxor, Egypt Luxor, Grand columns

エジプトは日本人旅行者も多く、旅行しやすい国のひとつです(旅行者はボラれまくり ますが、これはエジプト式の挨拶だと思えば大した事ナイ!?)。 もし絶対にハズレのない遺跡を見たいなら、迷わずルクソールへ行きましょう。 (ルクソールの神殿を見てガッカリした、という人にはまだ会ったことありません!) 天空にそびえる巨大な柱の数々、どうやって持ち上げたかと思う巨石に、1mmの狂いもなく 刻まれた美しいレリーフの数々、カメラに収めるのはとても不可能なスケールです。 私たちは時間ありませんでしたが、南のアブシンベルも訪れてみたい場所のひとつです。

Pyramid, Giza ちなみに、カイロ近郊にある有名な「ギザのピラミッド」ですが、確かに圧倒的なデカさ。 (そばにスフィンクスも座っていますが、芸術的美観ではやはりルクソールの勝ち!?) ピラミッドの周りはいい感じの砂漠で、誰でも自由に歩いて一周できます。 歩いていると、ぼったくりラクダ引きが大勢声をかけてくるので(相当しつこい)、 役立つ日本語を教えてあげました。「いい?日本語で『HELLO』は『ボッタクリィ』だからね。日本人を見たら必ずそう言うようにね。」「OK!ボッタクリィ!!」と、 喜んで去っていったラクダ引きの彼、今も元気にやっているでしょうか。。。。

もうひとつ、カイロでは意外とアラブ文化が見ごたえアリです。中でも、 毎週無料で開催される「スーフィーダンス」のショーは圧巻!回る回る回る! スケジュールの合う人は、是非、騙されたと思って見に行ってみて下さい。 (帰りのボリボリタクシーに気をつけて)

Sufi dance, Cairo

<< 前へ | 次へ >>
Diary Top
Back to Top