宗一郎日記(5) by Naoko
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2003/01/08 Morocco(3) Dakhla (Agadir-Tafraoute-TanTan) 砂漠に入るちょっと前、Agadir(アガディール)からTafraoute(タフラウート)という 山の中へ行ってみたのですが、本当に別世界のように美しい所でびっくりしました。 途中、名もないお盆のような岩山の上に古い町がそのまま残っていたのですが、 「天空の城ラピュタ」を思い出すような幻想的な風景にしばし言葉を失った程です。 このエリアはモロッコでまた訪れたい所No.1でした。 タフラウートは標高1000mの緑いっぱいの高原ですが、ここからTiznit(ティズニット)、 Guelmim(グエルミン)、Tan-Tan(タンタン)、と南に進むにつれて、周りの風景が みるまに砂漠に変わってゆきます。このルートはサハラ砂漠のはじっこにすぎないの ですが、それでも美しい砂丘や360度の地平線がどこまでもひろがっていて、サハラに きたなぁ~、と感動していたのでした。 そして、やっとダクラに到着。ここに来るまでの間、かなりの長区間に渡ってキャンプ場 などがないため(宿はあるのですが、探すのが面倒なので泊まらず)、夕方太陽が沈みかける まで走ったところで、暗くなる前に砂漠の適当な所でキャンプ、という方法を毎日 繰り返していました。ちょっとワイルドですが、砂漠の中でキャンプするのは、 すごくワクワクする経験です。 方法はカンタン、舗装路をはずれて砂漠の中を1kmほど奥に走れば、 そこが自分達だけのキャンプサイトに早変わり!夜になると 地平線までびっちりと星で埋め尽くされるのです。満天の星どころの騒ぎではありません。 夜の寒さも忘れて見入ってしまうほど、すごい迫力。。。。
2003/01/08 Morocco(4) Nishi-Sahara jouhou
日本人にとっては、世界の果てのようなイメージがあるサハラ砂漠ですが、
ヨーロッパ人にとっては、冬休みにキャンピングカーでバケーションを楽しみに
やってくるリゾート地なのです。日本人が「モロッコの砂漠、命懸けになるかも。。。」
と気合入れてやってくる一方で、ヨーロッパ人は優雅なキャンピングカーで
「やっぱりモロッコの田舎はいいわねぇ」とリラックスしたもの。西欧人と日本人の
この認識のギャップ、かなり激しいものがあります。 これからも、いろいろ発見したことなどをドンドン書いていくつもりです。 日本人にとって、モロッコや西サハラがもっと身近な世界になったら良いなー、と 思っています。 追伸:サハラ砂漠越えが本当に命懸けになる可能性があるのは、モロッコではなく モーリタニアに入ってからです。(この2国、隣りあってはいますが、経済的な 格差はかなりすさまじいものが。。。。)とにかくモロッコ国内だけなら、 旅行するのには何の問題もありません。しかもモロッコは面白い!日本からも アクセスが楽な国のひとつですので、是非機会がある方は訪れてみてください。
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