SL230の車高調整(ちびっこ用)

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SL230の車高調整の紹介ですが ■ それ以外のバイクにも応用
が効きます ■ バイクの足つきが悪くて困っている方へ

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■ SL230の車高調整(ちびっこ用) TOP

SL230はオフロードバイクにしては、もともと非常に足つきが良いバイクですが、 それでもちびっこにはデカすぎました(^_^;)。ノーマルのSL230では 片足が着くか着かないかというレベルでした。足つきの悪いバイクの治療法 としてはシートのアンコ抜き(シートのスポンジを削って車高を下げる) が一般的ですが、これをやると一発でバイクのシルエットが変になってしまいません?

ちびっこのお気に入りのバイク屋さん、「モトショップ・ストラーダ」 は、非常にスマートな方法でSL230の車高を調整してくれました。(^o^)v それは前後のサスペンションの調整です。

  • フロントサス−2cmのつきだし。たぶんこれが限界。
  • リヤサス−スプリングの硬さを最大限まで柔らかくしてもらった。
  • その他−車高が下がった結果、サイドスタンドを少し短く切ってもらった。
上記の作業はプロに任せるのが安全確実です! シートのアンコ抜きに比べれば、 お金もそんなにかかりません。たったこれだけの調整で、今では両足のつま先が 地面に届くほどの快適さです。しかも、バイクのシルエットは変化ナシ!

ただし、このやり方は体重が軽い人専用です。ここまで調整したバイクに 普通の重さの人が乗ると、サスが沈みすぎて走行中に底付きを起こす 可能性がアリアリなのでやめましょう。

▼ サス調整前の足つき

これがノーマルSLにちびっこ(142cm)がまたがった状態です。ご覧のとおり、片足のつま先がツンツン状態。 実は右足はブレーキペダルに届いていません。腰の位置がずれてしまっていて、ブレーキレバーにも手が届かず、とりまわしが非常にキツイです。 こんなバイクに乗るのはあまり現実的とは言えません....。

▼ サス調整後の足つき

サスペンションの調整をしてもらった後の状態です。ちびっこの体重でもサスが沈むようになり、バイクの中心に座ることができるようになりました。 嬉しいことに、もうちょっとで両足が地面に届きそうな勢いです。これだけ足つきが良くなればかなり便利! しかも、シートのアンコ抜きをしていないので、バイクの外観はノーマルのSL230と全く変わりません。

▼ 足付き性について思うこと

「ちびっこvsバイクの足付き性」というのは、長い間非常に大きな悩みでした。(今も悩んでます) しかし、昔と今とで考え方が変わった点がひとつあります。。。。昔は、 バイクで足が届かないのは、「自分の身長が低くて足が短いせいだ」 と考えていました。しかし、SL230に乗れるようになってからは、 「実はバイクの足付き性と、ライダーの身長はそんなに関係ナイのでは?」 と思うようになったのです。

ちびっこは、バイクの足付き性に一番貢献するのは、ライダーの体重 だと考えています。つまり、ライダーの体重が軽ければ軽いほどサスペンション の沈み込みが少なくなり、足が地面に届きにくくなるのです。ちなみにバイクは 大体、50キロ〜70キロくらいの体重のライダーを想定して作られていますから、 そこへ体重が35キロ前後のちびっこがまたがっても、空しい結果に終わるわけです。 今回のSL230のリヤサス調整がちびっこにとって重要だったのはそのためです。

(例えば、モトクロッサーのようなレース専用マシンは、250ccでも平気で シート高が90センチくらいあります。しかし、日本人で股下90センチ以上もある人 がそうそういるとは思えません。では、なぜ乗れるのか。それはやはり、 ライダーの体重によって、シート高が10cmくらい下がることを計算に 入れているからです。)

というわけで、「自分は身長がナイから足付きが悪くて。。。」と思っている貴方。 足付きが悪いのは、身長のせいではなく、体重のせいかも知れませんよ? 思い当たる方は、是非、リヤサスの調整を検討してみて下さい。


ちびっことSL230のタロー君



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