■ピッタリのウェアがない!?風切って走るバイク、体感温度は想像以上に低くなります。冬期であればなおさらです。そんな時誰しも、防風性能、防水性能、転倒時の耐摩耗性に優れたライディングジャケットが欲しい!と思うはず。ところがですよ。。。。そうなんです。日本全国の小柄な女性の皆さん、バイクに乗るようになったは良いけれど「自分の体に合うライディングジャケットがない!!」という悩みをお持ちではないですか? 最悪なのはちびっこのような身長140cm台の女性ライダーですね。140cm台の女性は一般的にも少数派ですから、日常的にも選べる服が少なくて、大変難儀をしていると思われます(^^;)。例えば普段着を買う時なんか、ちびっこはイトーヨーカドーやダイエーなんかの「子供服コーナー」で小学生にまじってコソコソしてるんですね。本当はボディコンとか着てクラブでブイブイ言わせたかったんだい(信じないでね)。 話をライディングジャケットに戻しましょう。なぜ「XS」のライディングジャケットがないのか!?答えは簡単、買う人がいないからです。。。。そんな時は「子供服」だ!! と思ったのですが、良く考えたら「小学生用のライディングジャケット」。。。うーん、ある訳ないですね。あじゃぱ〜。 ちなみに身長150cm以上の方であれば、まだ選択肢はあります。150cm以上でフィットするのはレディーズのSサイズのジャケット!ただ、出してる所が少ないので、結構探さないといけないかも知れません。でもバイク用品店に行けばGoldwinとかの製品でたま〜に出てるんですね。だから、150cm台の方は、大丈夫なんです。
■寒い冬は子供用スキー服ちびっこ、バイク乗りになってから、寒い冬をどう走るか考えて悩みました。 秋に入ってから、とにかくKSR-Iで通学するのが寒くて寒くて。かといって自分にピッタリのライディングジャケットは売ってないし。。。。もし、自分にぴったりのジャケットをオーダーメイドで作ってくれる店があったら、4〜5万かかっても良いからオーダーしちゃおう、とまで思っていました。ところが、どこの店も「ちょっとあなたの身長では。。。」と遠慮するのです。遠慮しないでください。お願い。 そこでフラリと立ち寄ったのは「スキー用品の量販店」(Victoriaとかアルペンとか)。おおっ!! 子供用スキーウェアが山のように売られている!! 色もデザインも豊富。生地も中ワタもしっかりしてて、そこそこの防水性能もアリ。試着したら袖の長さまでピッタリでした。まるでオーダーメイドです。それじゃ値段はやっぱり4〜5万するのか!? 。。。と思ったらズボンまで付いてて7000円。
それ以来、ちびっこは毎年のように子供用スキー服を買い続けております(^^;) その格好で1月〜3月の冬期に10日以上のツーリングを何回もしましたが、とくに寒さで死にそうな目に遭った事はありませんでした。いやホントは1時間以上走ると結構寒かったんだけど、冬寒いのは5万円のライディングジャケットでも同じなので、コストパフォーマンスで子供服の勝ち!?
■ヘルメットがデカイっすもうひとつの悩みはヘルメットのデカさ。最初の頃は「やっぱJIS C種の規格持ってるメットだよね」と店員に勧められるままにアライの「XS」サイズを3万円で御注文(それこそオーダーメードで1ヶ月待った)。わーいわーい、XSサイズだから、きっと全体的な大きさもXSに違いない! XSまでラインナップしてるアライは日本一だな〜。。。。と出来上がりを楽しみにしていた所。。。。げげーん!!! なんと、帽体のサイズは他のメットと同じだったのです!! つまり、内側を肉厚にする事で「XS」の頭にフィットさせてるだけ。ぐおお、確かにこれだけ肉厚だったらJIS C種に違いない。でも、でも、その分重いんじゃあああ〜!! と取り乱すちびっこに、「かぶれば重さは感じないよ」となだめる店員さん。んで、かぶってみると。。。 一瞬、店員さんの顔がウププッとなりかけたのを、ちびっこは見逃しませんでした。
それ以来、ちびっこはツーリングに出る度に「宇宙人」と呼ばれ、多くの人々に微笑みを提供する愛のエンジェルとなりました。以後、アライのメットは140cmのミニ人間には合わないという事が判明した次第です。ちなみに長距離走るとメットの重さが全部、肩凝りに変換されるという法則も発見しました。だれかノーベル賞ちょうだい。 現在は、RHEOS(レオス)というホンダ系ブランドの「Fang」というオフロード用ヘルメットで落ち着いています。気に入っているのは「帽体が比較的小さい」事と「何より軽い」という事です。規格はJIS B種ですが、ちびっこはスピードの出るバイクに乗らないので(オフ車なので)これで十分。最小サイズはSまで出てるんですが、ちびっこは敢えてMを選んでます。どうせMもSも帽体の大きさは変わらないので、だったらインナーが薄いMの方が、その分「宇宙人」になりにくいのです。しかしそのままだとガポガポなので、「ホホパッド」をXXSのものに付け替えてるんですね。シールド付が選べるので、雨の日ツーリングでも超快適!「Fang」はホンダ系の販売店で取り扱ってるので日本全国で買えます。値段も2万前後とリーズナブルです。(ちびっこはモトショップ・ストラーダで買ってます) 追伸: 「YAMAHA ロールバーン JL」というヘルメットは、オンロード用で女性&子供サイズがあるという情報を頂きました!女性には朗報です!詳細は次のURLからどうぞ。ドライバースタンドつくし野2りんかん (2001.12月)
■それ以外のツーリングウェアというわけで、140cm台のちびっこライダー、苦心の末にライディングジャケットとヘルメットの問題はなんとか解決。でもツーリングに行くようになると、次のようなアイテムも必要になってきます。。。
■グローブをどうしよう!?
■レインウェア(雨具)をどーするか 実は、レインウェアについては140cmの人もあまりサイズで悩まなくてもいいんですね。出来れば、レインウェアは重ね着を考えてひとまわり大きいくらいの方がいい。レイン用ズボンだって、ちょっと長めのやつでないと、バイクに跨った時に裾が上がってしまって靴が濡れてしまいます。ですので、ちびっこはここぞとばかりに「レディーズのM」を選んでます。「S」でも良いのですが、ぴったりすぎて重ね着が出来ないのでした(^^;)
■ライディング用ブーツは?靴は? トレッキングシューズ: ところがブーツというのは防水性に限界があるんですね。要は革靴なので、1時間も雨の中走ったら濡れてしまうのも無理ありません。ちびっこは、ロングツーリング時の防水性&歩きやすさを重視した結果、登山用のトレッキングシューズを使っています。選ぶポイントはGORE-TEX(防水透湿素材)を使っているかどうか。GORE-TEXだと値段は1万5千〜3万以上と結構しますが、良い物は5年以上使える上に、丸一日雨に降られても大丈夫!乾くのも早いです。 登山用品店にいけば女性用のサイズもデザインも豊富で選び甲斐があります。トレッキングシューズなら、バイクから降りて、そのまま登山を楽めるなどのメリットもあるんですね。足首まで包むハイカット型であれば、(ブーツほどではないにしろ)かなり足を保護してくれます。でもやっぱり、雨に濡れないのがイチバン嬉しい(^-^)。 でも補足。いかなGORE-TEXと言えど、集中豪雨の中を3時間も走れば、まず左足の爪先から水がしみてきます。これは左足でシフトアップする時に、爪先に雨水をギュッと押し込める形になるからです。GORE-TEXとは要するに、水は通さないけど水蒸気は通す、というくらいの小さい穴がボコボコ空いている素材です。そんな穴だらけの素材ですので、シフトペダルで何時間もギューギューやれば水もしみてくるんですね。豪雨の時は、あまりGORE-TEXを過信せず、こまめに休憩を取って足を乾かしましょう。また、当然ですが、雨具が足首まで届いてなければ、そこから靴の中にじゃぼじゃぼ雨水が入ります。これを防げるアイテムは登山用スパッツのみ(写真参照)。雨具とスパッツはセットで携行する事をお勧めします。
というわけで、小柄の女性ライダーのウェアの悩みは、意外にも「子供服」と「登山用品」で解決できちゃうのです。
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