■二輪免許の難関・事前審査に挑む!ある日、友達のヒロコが「私も二輪免許とってバイク乗りたいな〜。」と、まっとうな人生を捨て去る覚悟を表明してくれました。「でも二輪免許って事前審査があって、400ccのデカいバイクを起こせないと駄目なんだよね。私、かよわい乙女だし、体力ないから、なんだか自信ないなぁ」と自信なさげなヒロコ。しかしよく見るとコヤツは身長159cmもあります。142cmのちびっこは心優しい友達だったので、「てめー159cmもあるのにゼイタクいってんじゃねーオラオラ。今から教習所に行って400ccバイク起こしに行くぞコンチキショー。」と、暖かい声援を贈り、ヒロコを教習所に連れていきました。
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■美人OL・ヒロコ(左)
身長 159cm |
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■小学生・ちびっこ(右)
身長 142cm |
■足はとどくんかいそして着いたのが近所の自動車教習所。二輪免許(普通二輪)の事前審査には400ccのバイクの引き起こしと、センタースタンドがけがあります。400ccバイクは結構あなどれない重さ(約180キロ)なので、かよわき乙女にとっては一大試練と言えるかも知れません。(しかしこの教習所、男性は事前審査免除だと言っていた。キー)教習車は定番のCB400 Super Four。カッコイイ〜。試しに小学生のちびっこがまたがってみました。久々の400cc。やっぱり重い! ふんぬぅぅぅぅ〜〜!!と気合を入れてバイクを垂直に起こします。当然のごとく、142cmのちびっこは、片足しか地面に届きません。気合と根性でプルプル支えながらも努めて余裕の表情を見せるフリ、見せるフリ。 次に身長159cmのヒロコがまたがります。「ええーこんなに重いのー?やだーキャー」と叫びつつも、見ると余裕で両足が地面に届いています。「え、ウソ? 足とどくじゃん、私」と、勝利の笑みを浮かべるヒロコ。うぐぐぅ、ケンカ売っとんのかコラ〜。
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■小学生ちびっこの例 身長142cmの小学生がCB400にまたがると、こんな感じです。左足の爪先でバイクを支えた状態で、右足がかろうじてフットブレーキに届くくらい。体の重心はやや左側に寄ってしまうので、バイクの中央に座ることはできませんが、それでもバイクを垂直に支える事は可能です。つまり140cm台の身長であっても免許取得は物理的に可能なのです。 |
■美人OL・ヒロコの例 身長159cmの美人OLが同じCB400にまたがると、こんな感じです。きちんと両足が地面に届いています。つまり、この程度の身長がある女性は、バイクに乗ることに何ら支障がないという良い例です。特筆すべきは、体の重心がバイクの中央に一致している事です。これだけ余裕があれば、あとはバイクの重さに慣れるだけで、容易に免許の取得が可能です。 |
■引き起こしじゃー(1)というわけで、いよいよ本題の「400ccバイク引き起こし」に入ります。ちびっこは最初の頃、この400ccの引き起こしが出来なくて、教習所の入所を断られたりしたという苦い思い出があります(^_^;)。その時は泣く泣く小型二輪の教習から始めさせてもらったのでした。。。。。確かに400ccともなると、142cm/35kgという貧弱な体格では楽勝という訳には行かないのですが。。。しかし、あちこちで練習させてもらっているうちに、バイク起こしはコツさえつかめば、必ずしも男性並みの腕力を必要とするわけではないという事に気づきました。(もちろん腕力も身長も体重も、あるに超した事はありませんが。) 引き起こしの方法はこうです。まず倒れているバイクのハンドルを思いっきり自分側へ切り、つかむ場所を固定します。(この時、ブレーキレバーをタイラップなどで縛り付けておくとフロントタイヤが空転しないのでお勧めです。)片手でハンドル、片手でグラブバーをつかみ、バイクに覆い被さるようにして気合一発!! バイクが少し持ち上がったら気をゆるさずにそのまま一気に踏ん張ります。少しでも気をゆるめるとバイクが再び倒れてきて、余計に体力を消耗してしまうのです。脆弱なちびっこにとって余計な体力の消耗は致命的なので、この一瞬が運命の分かれ目なのでした。ぜーぜーはーはー。。。どうだいヒロコ! ご覧の通り小学生だって引き起こしは出来るんだぜい!
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■小学生ちびっこの場合
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■引き起こしじゃー(2)「キャー、ちびっこに出来て、私にできなかったらどうしよう」と遠慮ぎみのヒロコ。ええい、あんたは私よりデカイんだから、絶対大丈夫じゃー!! 当たって砕けろー!! などと無責任な声援を贈るちびっこ。教官の付き添いのもと、がしっとバイクをつかみます。お、いい感じ。。。。と思うが早いか、ひょいっとCB400を持ち上げてしまったのでした。センタースタンドがけも難なくクリア。あーあ、心配して損した。ちなみに教習所のバイクというのは、必ず大きな保護用バンパーが左右に付いています。このバンパーのお陰で、バイクが倒れても完全に地面に倒れないで済むのです。ですから教習所での引き起こしは現実世界のそれよりもラクと言えるかも知れませんね。
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■美人OLヒロコの場合
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■これでまた一人、道を踏みはずす人様の心配をよそに楽勝で事前審査をクリアしたヒロコ。「いやーん、もう私絶対免許とるとるとるー!!」とノリノリ状態。いやあ、良かった良かった。ちびっこも友達として、暖かく応援した甲斐があったというものです。さっそく教習所の申し込み手続きにとりかかるヒロコ。ちびっこは思わず後ろでピースサインをしたのでありました。ふっ、まんまと騙されとるな。これで人生の道を踏み外したとも知らずに。。。。ククク。
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