■ XLR80「宗一郎」について(1998冬〜) TOPXLR80は80年代後半にちょろっと生産されたものの、当時はあまりに不人気だったため、あっという間に絶版の憂き目にあった哀れなバイクです。 今ではかなりの希少車となり、ミニバイクマニアの垂涎の的となっています。ちびっこがXLR80を手に入れたのは98年12月。絶版となってから既に10年以上の歳月が過ぎていました。 しかし、前オーナーのO氏(新潟在住)はこのXLR80を我が子のように愛してらっしゃる方だったのです。XLR80はきちんと手入れされ、新品同様でした。 そのXLRはO氏のガレージで、それはそれは大切に保存されていました。 きっとXLR80を私へ手放す時、なんとも言えない気持ちだったのでしょう。 10万円で譲ってもらったのですが、それが破格の値段だったと知ったのはもっと後になってからでした。 これは運命の出会いに違いない!! と考えた私はそのXLR80に「宗一郎」という名前をつけて、末永く友情を結ぶことを誓ったのでありました。 この頃から、「宗一郎」でのアフリカ縦断ツーリングを考えはじめます。小さく軽く丈夫なXLR80は、きっと自分と仲良しになってくれるに違いありません。 実は1997年頃からマシン選びが頭痛の種だったので、XLR80は天からの贈り物のようでした。ところが話はこれで終わりではなかったのです。 なんとその後1999年には、Ryuも小さな偶然からXLR80オーナーH氏との出逢いがあり、同じく10万円で 程度のよいマシンを譲って頂いたのです! 後で知ったのですが、金は惜しまない、遠方でも取りに行く、という熱烈ファン5名から引き合いがあったとか。 そんな中、なぜ貧乏&遠距離のRyuが勝ち残ったのかは神のみぞ知る。。。。 このXLR80は「おはな」と名付けられました。 「宗一郎」と「おはな」、2台もの極上XLR80が奇跡的に手に入ったのは「これで旅をせよ」という天啓に違いありません!?
|