宗一郎日記(8) by Naoko

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2003/02/02 Senegal(2) Dakar
Baobab forest in Senegal St.Louisで元気を取り戻したあと、260km南のダカールに向かいました。 もう砂漠はどこにもなく、完全にサバンナの世界です。乾燥した大地にポツポツと 草が生えていて、南にいく程バオバブの木が多くなります。バオバブの木は 想像以上にでっかくて、ちょっと感動でした。
ところでダカールといえば、超物価が高くて治安が悪いという噂だったので、 ちょっとビビッていたのですが、心配の必要はありませんでした!
ダカールの北7kmほどの所に、Hann Plage(アン・プラージュ)というビーチが あります。そこにCVD "Cercle Voile de Dakar"というセーリング・クラブが あって、知る人ぞ知る、穴場キャンピングとなっているのです。(^o^)
テント一泊ひとり、たった1500CFA(約$3)。ダカール中心街のホテルだと これの10倍位の値段が相場だというのに。。。

Boats in CVD (Dakar) CVDというのはかなり変わった所で、正しくはキャンプ場ではありません。 ここは世界中をセーリングボートで旅する人々の集まる場所で、ほとんどの客は 海に停泊している「自分のボート」で寝泊まりしています(!)。
ほとんど全員が、ヨーロッパをボートで出発して、大西洋を渡ってダカールまで やってきた人ばかりです。(スゴイ!)とある夫婦はもう2年もセーリングしながら 世界中を旅していて、今はダカールで3月までブラジル行きの風を待っている のだとか。。。なんだか、カッコイイですよね!

そんなHann Plage(アン・プラージュ)周辺は、騒がしいダカールの街と正反対。 静かで安全、物価はSt.Louis(サンルイ)より安いときています。 なにしろ、美味しいYassa Poulet(ヤッサ・プレ=セネガルの鳥肉定食)や Tie-bou-dien(チェブジェン=魚のパエリア)が500~1000CFA(約2ドル以下) で食べられるので、毎日食事がすごく楽しみ。バイクがあれば、ダカールの街 も近いですし、言うことなしです。
※ダカール近郊は、渋滞がひどいですが。。。

2003/02/05 Senegal(3) Yukosan & Kensan
Yukosan & Okayan at CVD 再びダカールで嬉しいことがありました!なんと2年前に日本を出発して ロシア~アジア~ヨーロッパ経由で海外ツーリングをしている、友達の 滝野沢優子&荒木健一郎夫婦に、(やっと!)ダカールで再会できたのです! 実に2年ぶりの再会でした。日本ではよく一緒に遊んでもらっていたので、 待ちに待ったアフリカでの再会。とても嬉しかったです。(^o^)

優子さん達もCVDに来て、一緒にキャンプしています。砂漠での想い出話に 花を咲かせ、夜がふけるのも忘れ。。。。優子さん&ケンちゃん達は ベテランのライダーなので、Nouadhibou(ヌアディブ)~Nouakchott(ヌアクショット) の500kmの砂漠越えは、もちろん「自走」だったそうです。

Five Japanese riders in Dakar 優子さんはセロー225、ケンちゃんはジェベル250。フカフカの砂漠では、荷物 をコンボイの車に全部預けて、時速70km以上でスピードを出して走れば、砂の 上を滑るように走ることができるのだとか。砂と見ればスタックしまくりだった私たち とは大違いですね!一緒に走ったコンボイの車もたいした問題なく砂漠を抜けられた そうで、すごく楽しかった~!!とのこと。
(ちなみに優子さんは昔、日本人女性で初めてアルジェリアルートのサハラ砂漠を バイクにて単独走破した実績のある人です)

ところで、私たちは「同じこと」で困っていたので笑ってしまいました。。。 なんと、どちらも、ヌアクショットあたりから砂のせいでテントのファスナーの 調子がおかしくなり、いまでは全く出入り口の開閉ができません。毎日ファスナー を歯ブラシで奇麗にしていればもっと長持ちしたのでしょうが、気づいた時には もう遅かった。。。。これから行く人は気をつけてくださいね (^_^;)

2003/02/20 Senegal(4) The Japanese tourists
Nao with Senegalise girl ダカール追記:優子さん達と再開した後、同じくツーリングライダーの岡野さん(XR400) もダカールのCVDに来てくれました。彼は優子さん達と同じく、 ロシア-ヨーロッパ経由でアフリカに入り、解禁になったばかりのアルジェリアルートで サハラ砂漠を越え、ニジェール、マリを経てセネガルのダカールにやってきた パワフルな男性です。皆でいっしょにゴレ島(世界遺産)を見学したり、 5人でバイクに乗ってアルマディー岬 (アフリカ大陸最西端)までツーリングしたり、 毎日地元食堂で美味しいセネガル料理を一緒に食べたりして、すごく楽しかった~。
しかもその後、溝口さんというバックパッカーの男性も偶然CVDにやって来て (実は優子さん達のお友達)、フランス人船乗りが中心のCVDが 一時的にかなり日本人率が高くなるという不思議な状態に。。。(^_^;)
実は私達、モロッコのマラケシュ以来、ダカールに来るまで 日本人は一人も会っていません。なので、ダカールでいきなり日本人ライダーが 6人も集結するというのは、かなりビックリな出来事です。それも、CVDという、 知る人ぞ知るマイナーな場所で。。。 皆でそれぞれ砂漠越えの想い出話を交換した事は、ダカール一番の想い出ですね! (ガンビアにて)

Gasoline Station in Dakar

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