Home > 1-6.サイトのURLを確保

1. Environment

<< 戻る | 進む >>

1-6.サイトのURLを確保

ウェブサイトを作るからには、インターネット上に「あなたのURL(http://で始まる住所)」が必要ですね。ひょっとしたら、「それならもう登録したよ!」という方もいるかも知れません。自分のURLが判明しているなら素晴らしいです。しかし、「自分のサイト=Webサーバの中」という概念がまだしっくりこない方は、是非この文章の最後まで目を通す事をお勧めします。

まだ自分のサイトを確保していない方(URLを持っていない方)には、一日も早く自分のURLを手に入れて頂きたいです。。。。といっても、 ホームページ用サイト登録のやり方はプロバイダによって千差万別なので一概に「こうすればOK」と言う事は出来ません(^^;)。以下にURL取得までの代表的な流れの例を示します。

1.プロバイダとインターネット接続契約を結んだ時点で、 自動的にウェブサイト用のURLを割り当ててくれるケース。 →契約後に送付される書類/メールに、貴方のURLが明記されています。

2.プロバイダとインターネット接続契約を結んだだけでは URLを割り当ててくれないが、後日、会員専用ページなどからウェブサイトの登録を行えばURLをくれるケース(So-netなど)。 →契約後の書類にはURLは明記されていません。専用ページなどでウェブサイト登録を行った後に、URLがメールで送付されます。

3.プロバイダとインターネット接続契約を結んでも、ホームページ提供サービスがないケース。(激安のインターネット接続なんかで たまにあります) → Geocities等の無料Webサイトで無料ホームページの申し込みを行う。

。。。と、ちょっと思い付いただけでも、URL取得方法は様々です。 あなたがどのケースに当てはまるのか良く分らない場合は、いまいちど、 プロバイダの契約書類に目を通すか、プロバイダのWebサイトで 「個人ウェブサイトに関してどのようなサービスを提供しているのか」 を確認してみてください。

ところで、上記のURL取得にもメリットとデメリットがあります。 まず、1と2の場合ですが、メリットは「どんな内容のWebサイトでも 自由に作る事が出来る(商用でも只の物置サイトでもOK)」ことです。 逆に、デメリットは、 「URLがプロバイダに依存する(つまり将来プロバイダを変更する場合は URLも変更しなければならなくなる)」わけです。URLの引っ越しは 貴方が思っているより大変かも知れません。ウェブサイトは当分 変更する予定のないプロバイダ上に作る事が望ましいといえます。

例えば、私は昔Hi-Hoというプロバイダ上にひとつサイト を持っていましたが、サービスへの不満から、もっと条件の良いCOOLにサイトを引っ越す事にしました。 その結果、Hi-Hoと契約をやめたので、このサイトのURLは消滅しました。 このように引越しをするという事は、今までブックマークやリンクをしてくれた訪問者に対しても 「リンク先の変更お願いします」とお願いしてまわる事になります。

次に3の「無料Webサイトに申し込む」場合ですが、こちらのメリットは 「プロバイダをいくら変えようがURLが変わらない」のがオイシイ!例えば私は Geocities上に無料でサイトを持っていますが、このURLはインターネットにアクセスさえ出来れば世界中どこからでも ウェブサイトを更新できるので大変気が楽です。しかし、無料サイトのデメリットは、 「無料である以上、広告が載る」「サイトの内容に制限がある(商用、アダルト、物置サイト禁止)」 ので、注意が必要です。違反すると登録が抹消されたりします。なお、COOLなども同じような 無料Webサービスを行っています。


URLとWebサーバの関係

さて、無事に自分のURLを手に入れる事が出来たら、次はURLとは何か という事について考えてみようと思います。(ちなみに何気なく使っている URLという言葉ですが、実際にはUniform Resource Locatorという堅苦しい 英語を略したものです。かなり意訳ですが「サイトの住所」とでも 理解すれば良いかと思います)

冒頭で少し触れたように、このURLというのはWebサーバと深い関係に あります。Webサーバというのは聞き慣れない言葉ですが、簡単に言うと 「プロバイダさんの持ってるWeb専用の高性能なコンピュータ」の事なんですね。 URLを住所に例えると、Webサーバは建物と言えるかも知れません。

このWebサーバの中にみんなのウェブサイトが詰まっているわけなんです。 また、あなたが誰かのウェブサイトを見ている時、あなたは「Webサーバの中身を 見せてもらっている」という事が出来ます。このように、Webサーバの中身は世界中に公開 されています。あなたもいずれ、自分のウェブサイトを作る時には、Webサーバの お世話になるという事を覚えておくと良いですよ。 これだけじゃ分かりにくいと思うので、例を使って説明してみましょう。たとえば、

http://www.bea.hi-ho.ne.jp/chibikko/


というURLの場合です。これは、「bea.hi-ho.ne.jp」というアダ名のWebサーバ(コンピュータ) の中の、「chibikko」というフォルダの中に、ホームページの コンテンツ(中身)が入っている事を示しています。(厳密にはもっと複雑な仕組みなのですが、 これ以上説明すると却って混乱を招く恐れがあるので、ビギナーの方は大雑把にこのように 理解してください)ではもうひとつ、

http://www.geocities.co.jp/MotorCity/5395/


の場合も同じです。「geocities.co.jp」というアダ名のWebサーバの中の、 「MotorCity」というフォルダの中の、「5395」というフォルダの中に、 ちびっこのバイクホームページのコンテンツが入っている事を示している わけです。。。。。なんとなく分りましたか? 次はあなたが手に入れたURL を見てください。あなたのWebサーバの名前は何になるでしょうか?

このWebサーバという言葉ですが、次ページから頻繁に登場する事になると思います。 Webサーバなしにはあなたのウェブサイトを公開する事は出来ませんので、 Webサーバという言葉だけでも目に留めておいて頂けると良いかと思います。

<< 戻る | 進む >>