XLR80「宗一郎」改良日記③

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■ 宗一郎に加えた変更点(中身) 〜2000初頭 TOP

宗一郎ノーマルエンジンへ
1999年の秋頃、宗一郎のメータがちょうど6000キロになった頃、ストラーダにお願いして、エンジンをOHしてもらいました。前オーナーのO氏がせっかくレーサー用のピストンとカムシャフトを入れておいてくれたのですが、 訳あって、ノーマルのエンジンに戻すことになりました。というのは、レーサーのエンジンだとどうしてもハイオクガソリンが推奨になってしまうからです。 ロングツーリングしていて、離島や山奥でいつでもハイオクが手に入るとは限りません。宗一郎の将来を考えた上で、敢えてノーマルに戻したのでした。
●この時ついでに、マフラーもレーサータイプからノーマルのものに戻しました。ノーマルはさすがに排気口がちっこくて、「なんか弱そうな感じ」なんですが。。。。これがなかなかどうして、 メーカーズバランスというのでしょうか。OH後のノーマルエンジンと相性ピッタリでした。バリバリだった出力が軽やかになり、スロットルを開けるとまるで空を飛んでいるようです。(^o^)/

念願の17インチホイール完成!!
1999年の暮れには、ストラーダに制作をお願いしていた、宗一郎専用の「17インチホイール」が完成!! そうなんです。もともとXLR80はリヤ14インチ、フロント16インチのホイールが標準なのです。 それをなぜ、敢えて17インチに変更したいかというと。。。。

  • スーパーカブに標準装備の、タフアップチューブ(標準17インチ)を装着したかった。これでパンクの心配がガクンと減ります。
  • CRM80用の立派な(?)オフロードタイヤをはかせたかった。XLR80の16インチのノーマルタイヤはぴろぴろに薄くて、あっという間に減ってしまうので。
  • 上記に関連して、宗一郎のリヤ(14インチ)は既にタフアップチューブもCRMのリヤタイヤも装着済みだったので、フロントも同じ仕様にしたかった。
XLR80用17インチホイールを組むためには、HONDA系のいろんなバイクのパーツを寄せ集めなければなりません。(ドラムブレーキ仕様。しかもメーターケーブル装着可能でなければならない) そのための注文書を書いた時のパーツ番号リストは次の通りです。(新潟のYさん、有益な情報有り難うございました!!!)

名称 数量 パーツ番号
CR80RF用 フロントホイールリム 1 44701-GC4-831
CR80RF用 フロントスポークセットA 18 448A0-GC4-830
CR80RF用 フロントスポークセットB 18 448B0-GC4-830
CRM50/80用 タイヤ、フロント(BS) 1 44711-GW6-003
XLR80用 ラジアルボールベアリング6201U 2 96140-62010-10
XLR80用 ダストシール32x21x5.5 1 90745-GC4-702
(任意)XLR80用 フロントホイールハブ 1 44601-GC4-702
(任意)XLR80用 フロントアクスルディスタンスカラー 1 44620-GC4-700
(任意)XLR80用 フロントホイールサイドカラー 1 44311-GN1-000

ちなみにブレーキパネルは、そのままXLR80オリジナルのものを使ってください。ブレーキシューもXLR80用でOKです。 なお、新品ホイールにスポークを組むに当たっては、必ず経験豊富なバイク屋さんにお願いしてください。(全スポークの強度を均一にするには熟練が必要です)。上記のパーツを全部注文した場合、費用は「部品代約3.5万+組み上げ工賃」となります。ただし、「任意」と書いてあるものは、オリジナルパーツを流用できますので節約したい人は注文しなくてOKです。

●17インチホイールを装着するに当たって注意(?)する事は。。。
その1:Fブレーキケーブルの長さが足りなくなっていないかどうか、確認しましょう。ノーマルでもいちおう大丈夫ですが、心配な人はもっと長いブレーキケーブルと交換すると安心かも。ちびっこはノーマルのまま乗ってます。
その2:17インチホイールになるとノーマルのサイドスタンドでは少し短く感じますが、問題ありません。気になる人は長いものと交換してみてください。
その3:17インチホイールを装着すると、間違いなくメータが狂います!!! これは避けられない事態なので、代わりに自転車用のデジタルメータ(CATEYE等)を別途装着する事を計画しておきましょう。(残念ながら、CL50の17インチ用メーターギヤは形状が違うため装着できませんでした。) どのくらいの狂いが出るのか、下の表を参考にして下さい。慣れちゃえば問題ない!?

17インチホイール装着によるスピード誤差の目安

宗一郎---CRM50/80タイヤ10分山、SL230---タイヤ5分山、の状態で併走しました。

XLR80 宗一郎SL230 タロー
宗一郎のメーターが
60km/hのとき
実際には。。。
約65km/h
50km/hのとき約54km/h
40km/hのとき約43km/h
30km/hのとき約33km/h
20km/hのとき約22km/h

17インチホイール装着による距離誤差の目安

XLR80 宗一郎SL230 タロー
宗一郎の距離表示が
92kmのとき
実際には。。。
約100km/h
100kmのとき約109km
106.3kmのとき約116.2km

↑どうも宗一郎の距離表示×1.09くらいが実際の距離に近いようです。

CATEYEデジタルメータ(自転車用)の装着
2000年1月、お友達のワニさん、ヤキソバン、桜田さん、キョロちゃん、ジョリさんがちびっこ宅に遊びに来てくれました。「宗一郎にCATEYEのデジタルメータを付けたいんだけど、ステーのサイズが違って付けられないんだよね」とボソっとこぼしたら、「そんなの日曜大工用品で付けられるじゃん!!」と見る間に材料を買って来てくれて、あっという間にCATEYEを装着してくれました。やっぱり男の子の工作のセンスは凄いぞ!! みんなありがとーうう!!


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